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メロンつくりの記録＠家庭菜園

難易度　　　

特性 　

• 東アフリカや中近東など雨の少ない地域がメロンの原産地とされている。日本では弥生時代から原種に近いものが栽培されている。 　　　
• ウリ科の実物野菜で梅雨のある日本では育てにくい。
  マスクメロンなどは温室でないと作れないので家庭菜園ではまくわ瓜やプリンスメロン・ニューメロン等を作る。 　　　
• 真夏の暑さでは肉質が落ち甘味が少なくなるので、なるべく早く植えてビニールトンネルや苗キャップで保温して収穫を早めたほうがよい。
• カリウムを多く含み赤肉のメロンはβカロテンを含む。アデニシンは動脈硬化や脳梗塞に効果がある。種の周りのワタの部分に多く含まれるのでワタも食べるようにする。

土作り・元肥え

• なるべく３年位ウリ科の野菜を作ってない排水の良い場所を用意する。 　
• 有機石灰、苦土石灰、消石灰を土とよく混ぜておく。 　　　
• 一週間後に畝幅２ｍで堆肥、鶏糞、油粕、過燐酸石灰などを少なめに施して高畝を作っておく。

定植

• 準備した畝に株間５０ｃｍ〜１ｍで苗を植えつける。黒ポリマルチにしたら地温が上がるので生育が良くなる。 　　　
• ４月下旬〜５月上旬、購入した接木苗を浅く植えて、夜はまだ寒いのでホットキャップを被せる。 　　　
• 植えたら潅水してアブラムシ・ウリバエ・タネバエ予防に薬剤をまいておく。
  アブラムシがついたらウイルス病になって株を処分しないといけなくなるので徹底防除する。 　　　　
  その上から寒冷紗をトンネルに掛ける。 　　　
• 天気がよくキャップの中が高温になるようなら少しずつ破り,伸びてきた蔓を広げてやる。

生育過程

• 親蔓が本葉４〜５枚になったら摘芯し、子蔓を３〜４本伸ばしてやる。
• 蔓が延びてきたら病害予防のため敷き藁をして蔓を配置する。 　　　
• ウリバエが葉をかじるので寒冷紗はなるべく遅くまで掛けておくが、大きくなったらはずして全面に藁を敷く。
• 子蔓も葉が１５〜２０枚になったら摘芯し、孫蔓を伸ばしてやる。３節までの孫蔓は掻きとってやる。 　　　
• 早朝に孫蔓の雄花の花粉を雌花のめしべにつけて、人工授粉してやる。 　　　　　
  子蔓一本に果実２〜３個、一株に６〜８個にとどめ他は摘果し孫蔓の葉２〜３枚で摘芯する。
  ひとつの実に対して健全な葉が６〜８枚はないと甘い実にならないので摘果は大切である。 　　　
• 実がついたら油粕・硫安等の化成肥料を追肥する。 　　　
• 病気が多いので雨の後には殺菌剤を、ウリバエが多ければ殺虫剤を使う。 　　　　　
  病虫害はひどくなってからでは防除が困難なので、初期防除に努める。
• 着果したらカラスが狙ってるので必ず網を張る。私は実が汚れないように発砲スチロールのトレーを敷いている。

収穫 　

• まくわ瓜は開花後３０日ころ完熟すると香りがして、なり口の周りに丸くひび割れが出てきたら収穫する。 　　　　
  ひび割れがしたら２〜３日後は腐ってくるので、適期を逃さないように気をつける。 　　　
• プリンスメロンは開花後３５〜４０日で果実が緑から灰白色に変わってきて、なり口が簡単に取れるようになる。 　

病気・害虫・防除法　　 　

• モザイク病　　　　　　　　 　　アブラムシを発生させないこと 　　　
• つるわれ病　　　　　　　　　　　　接ぎ木苗を購入する
• べと病　　　　　　　　　　　 　予防にはダイセン・ダコニール撒布 　　　
• うどんこ病　　　　　　　　　　　 予防にはモレスタン水和剤・ダコニール撒布 　　　
• ウリハムシ　　　　　　　　　　　　薬剤散布

これまでに作った品種

　　 　　
• まくわうり　　　　　　　　　　　　　　あっさりとした甘さでしゃきしゃき感があるが、少し硬い　　　　　　　 　　 　　
• プリンスメロン　　　　　　　　　　　　よくできた時は甘くておいしいが病気に弱い 　　
• ニューメロン　　　　　　　　　　　おいしいけど実が小さい 　　
• かわい〜ナ　　　　　　　　　　　　小さなプリンスメロン　摘果不要 　

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２０１１年プリンスメロン栽培暦

４月２４日	プリンスメロンの苗２本購入・植え付け ホットキャップを被せる。
５月１３日	蔓が伸びてきたのでキャップを外し、敷き藁をしてやる。 親蔓は摘芯して子蔓を５〜６本伸ばしてやる。
５月２６日	子蔓は畝の端まで伸びて、雌花が開花しだした。 もう少し子蔓が伸びたら摘芯して孫蔓を伸ばす。
６月１４日	蔓は茂ってきたけど着果が見られない。 蔓が畝からはみ出してくるので、芽先を切り取っていく。
６月２２日	着果が遅れたけど、やっと受粉できたようだ。 収穫はあと一ヶ月くらいか。
７月１０日	枝から外れるようになったので、収穫した。 着果を確認して１８日経過している。 ４〜５日追熟させてから食べるといいだろう。
７月１５日	５日追熟したので食べてみた。 果肉が軟らかくなっており、美味しく食べられた。
７月１９日	取り遅れると割れてしまい腐ってくる。 毎日見まわって収穫すべきだろう。

２０１２年プリンスメロン栽培暦

５月１４日	プリンスメロンの苗３本購入・植え付け、寒冷紗トンネルを被せる。 去年より大幅に植え付けが遅れたので、どうなるだろうか。
５月２１日	まだ伸びてないけど主枝を摘芯した。本葉５枚あればよい。 早く子蔓を伸ばして真夏前に収穫したいものだ。
６月３日	子蔓がだいぶ延びてきた。 子蔓を畝の方向に誘導して日光が満遍なく当たるようにする。
６月１８日	畝いっぱいに蔓が広がったので、子蔓・孫蔓を摘芯していく。 雄花をとって雌花に受粉させてやる。
７月２日	大きいものは１０ｃｍ位になっている。 実が付きすぎると良くないので摘果する。
７月２２日	うどんこ病の初期症状があったので、２回消毒している。 身が汚れるので発泡トレーを敷いておく。 もうすぐ収穫が出来そうだ。
７月２８日	全て収穫終了。 ３３個、１９，６ｋｇの収穫であった。 健全な葉が最後まで残ってたので甘いメロンが出来ている。

２０１３年パンナＴＦメロン栽培暦

５月８日	プリンスメロンの苗が売ってなくて、パンナＴＦメロンの苗を２本買って植えた。 難しそうだし、トンネル雨除け栽培にしないといけないだろう。
５月３１日	大分大きくなってきたが、整枝していかないといけない。 まだ雨が少ないし、トンネルはしていない。
６月１５日	８ｃｍ位の実が一個だけなっている。 大雨の前にビニールトンネルをして上の方だけ被せてやる。。
７月６日	大雨後、弱っていたようだが、強い日射で萎れてしまった。これ以上は蔓が持たないので収穫してみた。無農薬で通したのが失敗だったか。 一個はネットが入ってるので追熟させ、小さいのは糠漬け用とする。

２０１４年プリンスメロン栽培暦

４月２５日	プリンスメロンの苗が無くならないうちに、早めに植えた。 去年はネットメロンが収穫ゼロだったので、今年は収穫したい。
５月１７日	つるが伸びてきた。 今年は畝幅2ｍとしたので、ゆったりと伸ばせる。
６月１４日	うどんこ病がひどくなってきたので、やむを得ず農薬をかけた。 予防として、最初からかけるべきだった。 １０ｃｍ位の実がなっている。
７月２日	多数の実ができているが、完熟にはもう少しだろう。
７月１６日	収穫して一週間追熟した。美味しく仕上がっている。

２０１５年プリンスメロン栽培暦

５月１９日	プリンスメロンの苗2本をエンドウの跡地に植えた。 苗2本で収穫十分ならよいが。
６月２８日	いい果実が着果している。 うどんこ病が発症しているので、薬剤散布した。
７月２１日	例年ほど数はとれないようだが、甘い果実が収穫できた。 うどんこ病が発症する前から薬剤散布したほうがいいようだ。 8月末現在、3番なりが出来ているが、味が良くないので収穫断念するか？

２０１６年プリンスメロン栽培暦

４月２３日	プリンスメロンの苗2本を植えた。 畝幅狭いけどジャガイモの収穫後に伸ばしたい？
５月１２日	子ヅルは４本くらいにして４方に伸ばしてやる。 ジャガイモの収穫はまだまだなので、蔓を伸ばせないかもしれない。 その場合は長い畝に平行に伸ばすしかないだろう。
５月２９日	雌花は咲いているが着果はまだ見えないようだ。 狭いので蔓が込み合い過ぎている。
６月２０日	多数が着果しており、１０ｃｍくらいになっている。 果実の下に発泡トレー半切れを敷いている。
７月３日	今年もいい果実が出来ているようだ。 もうすぐ収穫出来そうか。
７月８日	初収穫の結果 糖度計で測ったら１４度であった。

２０１７年プリンスメロン栽培暦

４月２４日	プリンスメロンの苗2本を植えた。
５月１４日	摘心して脇芽を４本伸ばしてやる。 子ヅルの根元の方は孫蔓も取ってしまっている。
６月２日	つるが予定地をいっぱいに繁茂している。 すでに着果してるのが見られる。１０ｃｍくらい。
６月１９日	大きな果実が出来ている。 ちょっと細長いけど、本当にプリンスか？
６月２４日	大雨のあと、日が照りつけると急に萎れてきた。 けっこう食べられるけど、甘さが乗らないようだ。

２０１８年プリンスメロン栽培暦

５月１２日	プリンスメロンとネットメロン、フェリーチェの苗を１本ずつ植えた。 スナップエンドウの根元に植え、エンドウが終わってから伸ばす。 ネットメロンは一度失敗したので手を出さなかった。
6月１３日	摘心後の生育が悪かったが、やっと子蔓が伸びだしたようだ。 余り期待できないかも。
７月１２日	植えるのがおそすぎと思ったけど、途中からよく育ってきた。 プリンスの苗は１本だけだが、たくさん実が成り出した。
７月２８日	ネットメロンは数が少ないが、見事な果実である。 大きさも十分になっている。 プリンスは大きくて、たくさん採れ最高のできだった。
８月２９日	２週間位追熟して切ってみた。 やはり収穫が早かったのか、甘みは少なめだ。 メロンの味はしてるので、まずは美味しい。

２０１９年プリンスメロン栽培暦

５月４日	今年はプリンスメロンだけを２本植えてみた。 横の畝にエンドウが茂ってるので、作業がやりにくい。 その反対側のジャガイモが終了したところに伸ばすつもりだ。
５月２６日	エンドウが終わったので作業がしやすくなった。 ２本植えたうちの１本が、少し元気がない。